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倉敷で4作家「越える工芸」展 瀬戸内と山陰で若手交流を促進

鳥取、岡山の若手作家による「越える工芸」展
鳥取、岡山の若手作家による「越える工芸」展
 鳥取と岡山の若手作家による「越える工芸」展が22日、倉敷市重要文化財の楠戸家住宅(同市東町)のアートスペースで始まった。みずみずしい感性で表現された陶器や漆器が来場者の目を楽しませている。24日まで。

 中国山地を越えた交流を促進しようと、鳥取大地域価値創造研究教育機構(鳥取市)などでつくる「瀬戸内と山陰を工芸でつなぐプロジェクト」が企画。鳥取からは白磁に取り組む森和之さん(39)、伝統の国造焼4代目山本佳靖さん(37)、木地から塗りまで行う木工芸の藤本かおりさん(44)、岡山からは備中漆の復興に携わる漆芸家前坂成哲さん(38)=新見市=の計4人が約120点を並べている。

 深い青色の釉薬(ゆうやく)とグラデーションが特徴的な森さんの磁器「瑠璃釉壺」をはじめ、山本さんの器は滑らかな肌合いと豊かな造形美が目を引く。藤本さんの椀(わん)には星空が描かれるなど意欲的な試みが投影され、前坂さんの漆器は動植物を細密に描写するといった繊細な手仕事が光る。いずれも新進気鋭の作品とあって、訪れた人たちは手に取ってじっくりと鑑賞していた。

 同プロジェクトの成清仁士代表は「鳥取も倉敷も工芸が生活に根付いている。多くの人に作品見てもらうことで、交流の一助になれば」と話している。

(2019年03月22日 22時14分 更新)

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