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岡山自主夜間中 旧内山下小へ移転 4月から、市が無償利用認める

岡山国際交流センターで行われている岡山自主夜間中の授業。生徒数の増加で部屋の確保が困難になっている
岡山国際交流センターで行われている岡山自主夜間中の授業。生徒数の増加で部屋の確保が困難になっている
 義務教育の未修了者や学び直しを希望する人にボランティアの教師が教える「岡山自主夜間中学校」が4月から岡山市北区丸の内の旧内山下小学校に移転することが18日、決まった。生徒が急増し、現在の会場が飽和状態になっているためだ。同市の市民協働モデル事業として旧校舎を無償で利用し、新たな“学舎”(まなびや)とする。

 自主夜間中を運営する一般社団法人「岡山に夜間中学校をつくる会」(城之内庸仁代表)は、2017年から岡山国際交流センター(同市北区奉還町)の貸し会議室で月2回、授業を行ってきた。当初数人だった生徒はベトナム、フィリピンなど外国籍の人も含めて90人、ボランティアも100人に達し、予約が取りにくくなり、空き席がなく立っているスタッフもいる。費用もかさむため、旧内山下小使用の要望書を同市に提出していた。

 18日に開かれた市協働推進委員会で有識者委員らが審査し「外国籍の人らの学習ニーズが高まっており、新しい学びの手段として支援する必要がある」と評価。各委員の採点でも基準を満たし、無償使用を認めるべきだと議決した。

 つくる会は今後、机や椅子などを用意し、4月13日から同小で授業を行う。岡山県内には卒業資格が認められる公立夜間中がまだ1校もなく、公立校設立を望む人がどれくらいいるか、アンケートや聞き取り調査も進める。

 城之内代表は「今まで授業ごとに部屋を移っていたが、これで自分たちの『教室』を持てる。掃除をしたりホームルームを開いたりして、学校生活を感じられる場にしたい」と話している。

 旧内山下小は2001年に閉校。12年から空き校舎となり、まちづくりイベントの会場などに使われている。

(2019年03月18日 23時11分 更新)

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