山陽新聞デジタル|さんデジ

三菱自と日産企画の新型軽公開 水島で生産、協力堅持アピール

共同企画した新型軽自動車を披露する三菱自動車の益子会長兼CEO(右)と日産の星野専務執行役員
共同企画した新型軽自動車を披露する三菱自動車の益子会長兼CEO(右)と日産の星野専務執行役員
 三菱自動車(東京)と日産自動車(横浜市)が共同企画した新型軽自動車が14日、三菱自水島製作所(倉敷市水島海岸通)で公開された。三菱自は「eKワゴン」、日産は「DAYZ(デイズ)」などとして28日に発売する。両社のカルロス・ゴーン前会長の事件を受け協業の行方が注目される中、国内市場への新型車投入で両社の協力体制の堅持をアピールした。

 新型車は、両社が初めて共同企画して2013年6月に発売した軽自動車をフルモデルチェンジ。水島製作所で造る新型車の発売は約5年ぶりで、部品メーカーをはじめとする地域産業の活性化が期待される。

 この日の式典には、従業員や取引先の約400人が出席。4台の新型車が並んだ特設ステージに、三菱自の益子修会長兼CEO(最高経営責任者)と日産の星野朝子専務執行役員が登場し握手を交わした。益子会長は「昨年は西日本豪雨で被災した取引先が短期間で部品供給を再開し、支えてくれた。今後も軽自動車の主力工場として発展させ、岡山県の活性化に貢献したい」。星野専務執行役員は「軽自動車ではわが国初の自動運転支援システムを搭載。両社の強みが融合した素晴らしい車に仕上がっている」と自信を見せた。

 新型車は、先行車との距離を保ちながら追従走行する日産の自動運転支援システムや、ペダルの踏み間違いによる衝突防止機能など安全装備が充実。室内空間も広げた。価格は28日に発表する。国内での新型車の発売は日産が約1年半ぶり、三菱自は約1年ぶりになる。

 三菱自は16年4月、軽自動車4車種で燃費データ改ざんなどの不正が発覚。経営危機に陥り、同年10月に日産の傘下に入った。日産に出資するフランスの大手ルノーを含めた3社連合で新型車の共同開発や部品の調達などを進めている。

(2019年03月14日 23時50分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ