山陽新聞デジタル|さんデジ

日本伝統工芸支部展入賞決まる 金重陶陽賞に広島の菅坂安子さん

応募作を厳しく見定めた第62回日本伝統工芸中国支部展の審査
応募作を厳しく見定めた第62回日本伝統工芸中国支部展の審査
 中国地方のトップ工芸家が競い合う公募展「第62回日本伝統工芸中国支部展」(日本工芸会、同会中国支部、山陽新聞社主催)の審査が14日、岡山市北区天神町、岡山県天神山文化プラザで行われ、七宝作家・菅坂安子さん(77)=広島市=の「有線七宝水指『みのり』」が特別賞の金重陶陽賞に選ばれるなど、入賞・入選計113点が決まった。

 岡山、広島、鳥取、島根の4県から陶芸、染織、漆芸、人形など計163点が出品された。

 東京国立近代美術館の唐澤昌宏工芸課長が審査委員長を務め、福冨幸岡山県立美術館主任学芸員、同支部顧問の上田宗冏(そうけい)茶道上田宗箇(そうこ)流家元ら計15人が一点ずつ入念に精査。唐澤さんは「以前は備前焼の存在感が圧倒的だったが、木工を筆頭に異なる分野も力を付けている。備前焼には奮起の好機で、支部全体がいい傾向といえる」と総評した。

 同展は、岡山(5月22~27日、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館)、松江(6月6~11日、一畑百貨店松江店6階催会場)、広島(同20~25日、福屋八丁堀本店7階催場)の3会場を巡って開かれる。

 菅坂さん以外の入賞者と作品は次の通り。(敬称略)

 日本工芸会賞=内田和秀(松江市)「縹繧幾何文壺」▽同会中国支部長賞=谷本節子(安来市)「広瀬絣着物『街灯』」▽NHK広島放送局長賞=川辺雅規(出雲市)「硝子花器『MAYU』」▽岡山県知事賞=岩本文子(岡山市)「有線七宝蓋物『清風』」▽広島県知事賞=田代明樹男(三原市)「小匣『悠』」▽鳥取県知事賞=山本佳靖(倉吉市)「焼締窯変壺」▽島根県知事賞=高橋幸治(松江市)「雲竜紋壺」▽岡山市長賞=黒井博史(瀬戸内市)「鉄釉彩幾何文鉢」▽岡山県教育長賞=外川明日香(福山市)「手描き友禅訪問着『トウゴマの原』」▽山陽新聞社賞=小松原賢次(倉敷市)「平文卵殻蒔絵箱『街路』」▽中国新聞社賞=三好幸二郎(廿日市市)「栃拭漆盛器」▽山陽放送賞=橋本和哉(備前市)「炭火備前花器」▽岡山放送賞=松本輪加子(松江市)「紙塑和紙貼『ジョギングの朝』」▽テレビせとうち賞=黒川元晴(岡山県和気町)「備前稜線水指」

(2019年03月14日 22時10分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ