山陽新聞デジタル|さんデジ

備前で「金重陶陽」展15日開幕 新収蔵35点公開

新収蔵品の金重陶陽作「徳利(とくり)『東海天』」。富士のある風景を表現している
新収蔵品の金重陶陽作「徳利(とくり)『東海天』」。富士のある風景を表現している
 備前焼初の人間国宝(重要無形文化財保持者)だった金重陶陽(1896~1967年)の作品35点が備前市に贈られ、同市伊部、市立備前焼ミュージアムで15日始まる「人間国宝・金重陶陽」展で一挙公開される。

 関西在住のコレクターが昨年6月に寄贈。陶陽が若いころ手掛けた細工物、ろくろをひく仕事へ転向する30代半ばから新しい備前を模索した40、50代の器、人間国宝に認定された60歳以降の茶陶など幅広い作品がそろっており、表現の可能性を探求した生涯をたどれる。

 今展は、新収蔵品から備前焼の魅力を再発信・再発見しようと企画。「土、窯の研究、造形への挑戦、個性を打ち出す創作姿勢など後世への影響は大きい」と「陶陽に学ぶ、陶陽に触れる」をテーマに据え、学芸員によるトークや、陶陽作品を手に持ってみるイベントも用意している。

 会期は6月23日まで(月曜休館)。新収蔵品が加わり、ミュージアム所蔵の陶陽作品は約50点、所蔵品全体は計約200点となった。問い合わせは同ミュージアム(0869―64―1400)。

(2019年03月13日 18時56分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ