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芸術選奨 山尾、菅原さんたたえる 東京で贈呈式

芸術選奨贈呈式で晴れやかな表情を見せる山尾さん(前列左から3人目)と菅原さん(最後列右から2人目)=東京
芸術選奨贈呈式で晴れやかな表情を見せる山尾さん(前列左から3人目)と菅原さん(最後列右から2人目)=東京
 芸術分野の優れた業績を文化庁が表彰する2018年度芸術選奨の贈呈式が12日、東京都内で開かれ、文部科学大臣賞に選ばれた作家山尾悠子さん(63)=岡山県早島町、新人賞を受賞した俳優で介護福祉士の菅原直樹さん(35)=同県奈義町=ら計30人をたたえた。

 独自の精緻な文体で幻想的な世界を紡ぐ山尾さんは、昨年刊行した「飛ぶ孔雀(くじゃく)」で泉鏡花文学賞、日本SF大賞を相次ぎ受賞。「(作風が)独り善がりではないかと心配もあったが、自信と励みになった。これに満足せず、もっと奔放に想像力を働かせて創作に取り組んでいく」と話した。

 菅原さんは劇団「OiBokkeShi(オイ・ボッケ・シ)」を率いて認知症をテーマにした公演を手掛け、演劇と介護の両分野で成果を上げていると評価された。「演劇を通じて介護のクリエーティブな側面を発信するとともに、世代を超えて地域で介護を共に楽しむことを定着させたい」と喜んだ。

 式には受賞者ら約130人が出席。柴山昌彦文科相が一人一人に表彰状を手渡し「文化、芸術のさらなる発展と国際的な発信に皆さんの力を賜りたい」と述べた。

(2019年03月13日 11時23分 更新)

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