山陽新聞デジタル|さんデジ

仁科賞 岡山大の藤原さんら4人 19日に授与式

(上段左から)藤原弘和さん、南條由紀さん。(下段左から)黒木出さん、柾田亜由美さん
(上段左から)藤原弘和さん、南條由紀さん。(下段左から)黒木出さん、柾田亜由美さん
 仁科顕彰会(会長・伊原木隆太岡山県知事)は11日、研究で優秀な成果を上げた県内の理工系大学院修了予定者に贈る「仁科賞」の2018年度受賞者4人を発表した。授与式は19日に県庁で行う。

 受賞者は、岡山大大学院自然科学研究科博士後期課程(数理物理科学専攻)の藤原弘和さん(27)、同博士前期課程(電子情報システム工学専攻)の南條由紀さん(23)、岡山理科大大学院総合情報研究科博士課程(数理・環境システム専攻)の黒木出(いづる)さん(31)、岡山県立大大学院情報系工学研究科博士後期課程(システム工学専攻)の柾田亜由美さん(33)。

 藤原さんは、金属の一種「ハーフメタル」の伝導電子のスピン(磁気)の向きが温度が上がるとふぞろいになることを発見した。南條さんは、情報セキュリティー技術の一つである楕円(だえん)ペアリング暗号の効率化に挑戦。黒木さんは、日本に生息しているトビイロケアリが地面の温度を参考にして産卵期を判断していることを突き止めた。柾田さんは、画像処理に使う「CMOSイメージセンサー」の製造工程で混入する金属不純物を低減させることに成功した。

 同賞は里庄町出身の物理学者・仁科芳雄博士(1890~1951年)にちなんで同顕彰会が66年度に創設し、今回を含め142人が受けた。

(2019年03月11日 12時14分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ