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豪雨8カ月経てもなお仮校舎通学 倉敷まきび支援学校生の約半数

倉敷支援学校内の仮校舎に到着し、スクールバスから降りる倉敷まきび支援学校の生徒=2月下旬
倉敷支援学校内の仮校舎に到着し、スクールバスから降りる倉敷まきび支援学校の生徒=2月下旬
 昨年7月の西日本豪雨から6日で8カ月。校舎が被災した倉敷まきび支援学校(倉敷市真備町箭田)の約半数の児童生徒は今なお、仮校舎として使う県内の別の特別支援学校3校への登下校を余儀なくされている。集合場所への送迎を含めてバスで2時間程度かかる場合もあり、遠方からの通学は今夏の校舎復旧まで続く見込みだ。 

 2月下旬の平日朝、知的障害中学部の生徒約60人を乗せた同校のバス3台が倉敷支援学校(同市粒浦)に到着した。生徒たちは出迎えた教諭らとともに、敷地内の仮校舎に入っていく。

 倉敷まきび支援学校は西日本豪雨で校舎が浸水。全校340人のうち、同校グラウンドに設置したプレハブ校舎に通う知的障害高等部の生徒を除く168人が、倉敷と岡山南(岡山市南区内尾)、早島(早島町早島)の3支援学校に分かれて通学している。

 スクールバスは豪雨で全6台が水に浸かったため、現在は民間委託の計11台で児童生徒の登下校を支える。倉敷支援学校の仮校舎には、岡山、高梁市、吉備中央町など倉敷市外からも通学。3年生(15)はバスルートの変更で通学時間が被災前より40分長い1時間50分ほどかかり、「朝早く起きないといけないようになった」と言う。

 復旧工事は8月末までに完了し、2学期からは全ての児童生徒が元の校舎に通学する見込み。4月から高等部に進む3年生(15)は「今の校舎にも慣れたけど、やっぱり元の学校に戻るのが楽しみ」と心待ちにする。

 知的障害中学部の大場めぐみ教頭は「自宅からバスの集合場所までは保護者が送迎し、家庭全体で負担が増したケースもある。校内でもいっそう生徒のケアに努めたい」と話している。


(2019年03月06日 15時48分 更新)

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