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「まびダイアル」で復興情報配信 被災者向けイベントや支援案内

サービスの利用を呼び掛ける神原教授(右)とボランティアセンターのスタッフ
サービスの利用を呼び掛ける神原教授(右)とボランティアセンターのスタッフ
 西日本豪雨の被災地、倉敷市真備町地区の復興イベント情報などを、自動音声で知らせるテレホンサービス「まびダイアル(通称)」が運用されている。自宅を離れて仮設住宅などで暮らす被災者に役立ててもらおうと、同地区出身の神原咲子・高知県立大大学院教授(公衆衛生)が考案。24時間電話を受け付け、地域の最新情報を配信している。

 同ダイアルは、イベント情報(050―3196―1900)と市からの支援情報(050―3196―8300)を扱う2種類。前者は同地区で近く開かれる行事の日時や内容、後者は災害義援金の振込日などを読み上げる。音声案内に従って所定の操作を行えば、何度でも聞き直すことができる。

 市からの情報や各種イベントのチラシが寄せられる市災害ボランティアセンター(同町川辺)と連携して運用。インターネット上の管理専用ページで随時、配信する情報の入力・更新を行っている。

 とりわけ住民主催のイベントは急きょ実施が決まるケースも多く、市から被災者へ毎月郵送される情報紙に掲載が間に合わないものもあるため「生活支援情報と共に漏れなく周知できるツールがあれば」と企画した。

 昨年12月から本格運用を始め、利用は多い日で30件程度。携帯電話が流されて電話帳データを失った住民らが、イベント会場で再会して連絡先を交換し合う場面も多くみられるといい、神原教授は「豪雨により住民が散り散りになった地域もある中、コミュニティーの再構築を進める上でイベントが果たす役割は極めて大きい。今後も復興に役立つ情報をしっかり発信していきたい」と話す。

(2019年03月06日 13時59分 更新)

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