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愛生園・十坪住宅の保存に協力を 岡山駅で「ゆいの会」呼び掛け

十坪住宅の保存に向け、クラウドファンディングへの協力を呼び掛ける近藤会長(右)
十坪住宅の保存に向け、クラウドファンディングへの協力を呼び掛ける近藤会長(右)
 瀬戸内市の国立ハンセン病療養所・長島愛生園などで活動する「ハンセンボランティア『ゆいの会』」は2日、JR岡山駅西口で、戦前の患者隔離の受け皿となった愛生園の小住宅「十坪(とつぼ)住宅」の修復・保存に向け、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)への協力を呼び掛けた。

 十坪住宅は、市民の寄付により約150棟が建てられ、官民一体での患者収容を象徴する建物。ゆいの会は現存する5棟の保存を目指して募金や署名に取り組み、1月からは50万円を目標にCFでの支援を募っている。

 この日は会員約10人が、「歴史保存に協力を」と声を掛けながら十坪住宅の説明を記したCFのパンフレット約100部を配付。街頭募金も行い、駅利用者らが浄財を投じた。

 ゆいの会によると、CFは今月15日まで行う予定で、これまでに約20万円が集まっている。これとは別に募金などで既に約650万円が寄せられており、6月ごろまでに1棟を修復する設計契約を結ぶ計画。近藤剛会長は「十坪住宅は結果的に市民も隔離に加担した証し。自らの問題と捉え、思いを寄せてほしい」と話している。問い合わせは近藤剛法律事務所(086―463―6663)。

(2019年03月02日 19時11分 更新)

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