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倉敷市消防局の救急出動過去最多 18年2.4万件、豪雨など影響

倉敷市消防局の救急出動過去最多 18年2.4万件、豪雨など影響
 倉敷市消防局は2018年の管内(同市、早島町、浅口市金光町地区)の救急出動件数と火災の速報値をまとめた。救急出動は西日本豪雨などの影響で前年比1603件(7.1%)増え、過去最多の2万4087件だった。火災は131件。前年比4件(3.5%)減だったが、3年連続で100件を超え多発傾向が続いている。

 4年連続で過去最多を更新した救急出動件数は、倉敷市真備町地区が甚大な被害を受けた西日本豪雨や、夏場の猛暑による熱中症の多発が影響した。豪雨が発生した7月は2786件(前年同月2045件)を記録。熱中症の疑いによる搬送人数は553人で、それまで過去最多だった2017年の299人を大幅に上回った。

 119番通報の中には緊急性が高くないものもあり、中でも多いのが「夜間の医療機関はどこ」「今どこで火事があるか」といった問い合わせだという。同局通信指令係は「緊急でない要件は119番ではなく一般外線にかけてほしい」と呼び掛ける。

 火災は建物84件、車両17件など。出火原因はたばこ11件、放火の疑いが10件などのほか、野焼きが燃え広がったり、飛び火したりして建物や林野火災につながったケースが15件あり、同局警防課は「絶対に火がついたまま放置せず、風の強い日は控えてほしい」と訴える。

 火災による死者は前年と同数の11人(9件)。うち9人が高齢者で、1件を除き火災警報器が設置されていなかった。就寝時間帯の火災が多く、同課は「被害拡大を防ぐには早期発見が重要。付近の住民に気付いてもらう意味でも、警報器の役割は大きい」と指摘する。

(2019年03月04日 08時51分 更新)

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