山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山県I氏賞 大賞に築山さん 奨励賞は大島、柳楽さん

(左から)築山弘毅さん、大島愛さん、柳楽晃太郎さん
(左から)築山弘毅さん、大島愛さん、柳楽晃太郎さん
 岡山県は28日、地元にゆかりがある新進気鋭の美術家に贈る第12回「I氏賞」の大賞に、画家の築山弘毅さん(35)=ドイツ在住、津山市出身=を選んだと発表した。奨励賞は画家の大島愛さん(33)=広島市在住、倉敷市出身=と、造形作家の柳楽晃太郎さん(35)=東京在住、岡山市出身=に決めた。

 築山さんは日本画の技法を活用し、為替相場のグラフなど社会的な事象を組み込んだ作品を手掛け、「混沌(こんとん)とした現代社会を受け止め、リアリティーを持って訴える力がある」と評価された。東京芸術大大学院を経て2017年にドイツのシュツットガルト美術アカデミーを修了し、現地で創作活動を続けている。

 大島さんは木炭を使った力強い人物デッサンなど多彩な表現を探求。織物染色の柳楽さんは素材と技法を駆使した前衛的な作品に挑戦している。

 贈呈式は3月27日に岡山市北区内山下のルネスホールであり、大賞は300万円、奨励賞は各100万円が贈られる。

 I氏賞は、京セラ元会長の伊藤謙介氏(高梁市出身)の寄付を基に、県が07年度に創設。18~40歳が対象で、県内外の美術関係者らから39人の推薦があった。書類審査を通過した11人の中から選考委員会(委員長・高階秀爾大原美術館長、5人)が受賞者を決めた。大賞は今回を含め12人、奨励賞は24人。

(2019年02月28日 11時54分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ