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倉敷の工場に有害物質、市が撤去 高濃度PCB廃棄物、初の代執行

高濃度PCB廃棄物から漏れがないかチェックする専門業者
高濃度PCB廃棄物から漏れがないかチェックする専門業者
 倉敷市玉島阿賀崎の工場で、人体に有害な高濃度のポリ塩化ビフェニール(PCB)が使われた廃コンデンサー1基が見つかり、市が27日、PCB特別措置法に基づき代執行で撤去した。

 市によると、同工場を現在利用している業者が見つけ、14日に市に報告。保管事業者が不明で、同法の特例で処分期限に定められている3月末が近いため、代執行に踏み切った。

 この日は委託先の専門業者がPCBの漏れがないかなど確認し、重さ約50キロのコンデンサーをクレーンで運搬車に積み込んだ。北九州市の施設で無害化処理する。代執行の費用は123万円で、国や都道府県が出資する基金などを活用し、倉敷市負担は6万円余となる見込み。

 同法に基づく同市の代執行は初めて。県内では岡山市で実施例がある。

 PCBは毒性が極めて強く、1968年に健康被害が発生した「カネミ油症事件」を契機に72年、製造が禁止された。

(2019年02月27日 22時11分 更新)

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