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高梁に新名所「山田方谷記念館」 郷土の偉人を紹介、藩札の実物も

開館したばかりの館内で展示品を見て回る来場者
開館したばかりの館内で展示品を見て回る来場者
開館記念講演会で解説する県立博物館の竹原総括参事(左)
開館記念講演会で解説する県立博物館の竹原総括参事(左)
 幕末の動乱期に、財政危機に陥った備中松山藩の改革を成し遂げた儒学者・山田方谷(1805~77年)を顕彰する「山田方谷記念館」(高梁市向町)が24日、開館した。郷土が生んだ偉人の功績をアピールする待望の施設オープンを市民らが祝った。

 開館記念式典には市民や方谷顕彰団体の関係者ら約120人が出席。近藤隆則市長が「記念館を通じて多くの人に業績を広めたい」と呼び掛け、方谷の子孫で市政アドバイザーの山田安之さんが「方谷をこれから学ぼうとする人たちには、人物像が鮮明に浮かぶはず」と述べた。

 テープカット後、出席者は館内を見学。方谷が記した「至誠(しせい)惻怛(そくだつ)」の額(レプリカ)や、藩財政の信用を取り戻すために新たに発行した藩札の実物など展示品約40点をじっくりと見て回り、生きざまに思いをはせた。

 市図書館(旭町)では開館記念講演会を開いた。県立博物館の竹原伸之総括参事が山田家に残る文書をひもとき、くぎや反物の製造で産業振興に努めるなどした方谷の改革を紹介。文書からうかがえる方谷の人柄について「人の意見を取り入れ、さらにはチームとして育てようとした」などと紹介した。

 記念館は旧高梁中央図書館1階に市教委が整備し、総事業費1950万円。入館料は大人500円、小中学生250円。問い合わせは同記念館(0866―22―1479)。

(2019年02月27日 17時14分 更新)

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