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はやぶさ2「完璧な解析行う」 担当の岡山大惑星研・中村教授

中村栄三教授
中村栄三教授
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、探査機はやぶさ2が午前7時29分、地球から3億4千万キロ離れた小惑星りゅうぐうに着陸したと発表した。2005年に小惑星イトカワへ着陸した初号機に続く快挙。試料採取のため表面の岩を砕く金属弾も無事発射した。

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 岡山大惑星物質研究所(鳥取県三朝町)は、はやぶさ2が地球に持ち帰る試料の総合的な解析を担う。中心となる中村栄三教授(地球惑星物質化学)は「試料分析のシミュレーションを繰り返し、完璧な解析を行うことがわれわれのミッションだ」と述べた。

 中村教授の研究グループは2010年、初号機はやぶさが小惑星イトカワから持ち帰った微粒子を解析し、微小な隕石(いんせき)などが継続的にイトカワに衝突していたことを明らかにした実績を持つ。当時も着陸時に岩石試料の採取を目指したが、失敗したとみられており、「JAXAの技術者たちは、初号機から学んだことを今回の着陸にしっかりと生かした」とたたえた。

 中村教授らは、はやぶさ2の帰還に備え、無機物だけでなく生命の起源にもつながる有機物を分析できるシステムを構築した。「今後予定されている2回の試料採取も成功すれば、かなりの量の試料を得られるに違いない」と期待を寄せた。

(2019年02月22日 14時31分 更新)

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