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海保巡視船「しんざん」完成 三井E&S玉野工場で引き渡し式

完成し、海上保安庁に引き渡された巡視船「しんざん」
完成し、海上保安庁に引き渡された巡視船「しんざん」
航行する「しんざん」=第六管区海上保安本部提供
航行する「しんざん」=第六管区海上保安本部提供
 三井E&S造船玉野艦船工場(玉野市玉)で建造していた海上保安庁の巡視船「しんざん」(195総トン)が完成し20日、同工場で引き渡し式が行われた。しんざんは第二管区海上保安本部の秋田海上保安部(秋田県)に配備され、主に日本海の安全を守る。

 秋田海保所属の旧巡視船が老朽化により引退したため建造した「しんざん」は全長46メートル、全福7・5メートル、乗組員16人。速力35ノット以上(時速65キロ以上)の高速船で、高度な捜索監視能力を備え、20ミリ機関砲と遠隔放水銃を装備している。停船命令などのメッセージを発信する表示装置は英語、中国語、ロシア語など多言語に対応している。昨年2月に起工し、建造費は約24億円。

 引き渡し式には海上保安庁代表の増田克樹第6管区海上保安本部次長や花野一誠玉野海上保安部長、三井E&S造船社員ら約40人が出席し、増田次長が三井E&S造船の林慎一営業本部長から引き渡し書を受け取った。

 増田次長は、鎌田和美船長ら乗組員を前に「国民の安全安心に大きく寄与できる本船の優れた能力を遺憾なく発揮できるよう業務にまい進していただきたい」とする岩並秀一海上保安庁長官の訓示を代読。船上では三井E&S造船の社旗が降ろされ、海上保安庁の旗が掲げられた。

 海上保安庁の巡視船艇は約370隻。

 

(2019年02月20日 09時33分 更新)

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