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県重要無形文化財に備前焼3作家 県教委認定 金重、島村、隠崎氏

(左から)金重有邦氏、島村光氏、隠崎隆一氏
(左から)金重有邦氏、島村光氏、隠崎隆一氏
絹本著色仏涅槃図
絹本著色仏涅槃図
木造男神坐像
木造男神坐像
県重要無形文化財に備前焼3作家 県教委認定 金重、島村、隠崎氏
 岡山県教委は18日、県文化財保護審議会(会長・波田善夫岡山理科大特担教授)の答申を受け、いずれも備前焼作家の金重有邦氏(68)=備前市、島村光氏(76)=同市、隠崎隆一氏(68)=瀬戸内市=を県重要無形文化財に認定し、仏画や木像など4件を県重要文化財に指定すると発表した。

 金重氏は備前茶陶の大家・故金重素山氏の三男で、地元の田土を使い花器や茶わんなどを制作。山土の作品にも挑んでいる。島村氏は細工物の第一人者。伝統的な手びねりや型づくりの技法を用い、生物や情景を題材に独創性とユーモアあふれる作品を手掛けている。隠崎氏は重要無形文化財保持者(人間国宝)の伊勢崎淳氏に師事。備前の多様な陶土を生かした作品を制作し、日本工芸会中国支部幹事長も務めている。

 3氏はいずれも備前焼の技術伝承や発展に貢献し、山陽新聞賞などを受賞。現在6人が保持している県重要無形文化財の「備前焼製作技術」部門に追加認定される。

 県重要文化財は4件。宝福寺(総社市井尻野)の「絹本著色仏涅槃(ねはん)図」(縦140・6センチ、横144・8センチ)は釈迦(しゃか)が亡くなった時の情景を描いた色鮮やかな南北朝期の仏画。御前神社(高梁市宇治町遠原)の「木造男神坐像」(23・8センチ)はヒノキなどで制作された鎌倉前期の神像彫刻の優品という。

 3月上旬の県公報告示で正式決定する。今回を含め、県重要無形文化財は15人1団体、県重要文化財は336件となる。

(2019年02月18日 13時47分 更新)

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