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油木高生がネット配信型農園提案 ビジネスプランGPで100選に

受賞を喜ぶ油木高産業ビジネス科の生徒たち
受賞を喜ぶ油木高産業ビジネス科の生徒たち
耕作放棄地を耕す生徒。作業の様子はネット配信された=2018年11月21日、神石高原町上(油木高提供)
耕作放棄地を耕す生徒。作業の様子はネット配信された=2018年11月21日、神石高原町上(油木高提供)
 油木高(広島県神石高原町油木)産業ビジネス科の生徒有志4人が考えた耕作放棄地をインターネット配信型の市民農園にするというアイデアが、高校生ビジネスプラン・グランプリ(日本政策金融公庫主催)でベスト100に選ばれた。4人は「高齢化で畑はどんどん荒れていく。何とかしてよみがえらせたかった」と思いを語っている。

 生徒が考案した農園は、都心部の人たちに耕作放棄地のオーナーになってもらい、現地から野菜の成長や収穫の様子を会員制交流サイト(SNS)などを通じて配信する仕組み。オーナーは自宅にいながら農作業を疑似体験でき、実際に足を運んで作業に携わることもできるという。

 町と農業連携協定を結んでいるインターネット通販大手の楽天(東京)が昨年実施した中山間地域の課題を考えるワークショップに参加したメンバーらが昨秋、町内にある耕作放棄地を畑に戻す活動をした。その際、小型無人機ドローンなどで農作業を撮影してネット配信しており、今回のアイデアに結びついた。

 グランプリには全国396校から4359件の応募があり、油木高は「ITを取り入れた若者らしい発想が素晴らしい」と評価された。リーダーの産業ビジネス科2年福島大悟さん(17)は「市民農園の農作業を高校生のアルバイトにすれば、やりたい人は多いと思う。実現の可能性は十分あるはず」と話している。

(2019年02月13日 10時55分 更新)

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