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備前の国道2号に備前焼オブジェ ドライバーらに環境美化訴え

国道2号沿いに設置された備前焼のオブジェ「ハッピーちゃん」
国道2号沿いに設置された備前焼のオブジェ「ハッピーちゃん」
 備前市東片上の国道2号の植樹帯に、ごみのポイ捨て防止を訴える備前焼の人型オブジェ6体が設置された。一帯の清掃活動に取り組むボランティアグループ「ユーサービス備前」が取り組むプロジェクトで、名前は「ハッピーちゃん」。今後30体まで増やし、ドライバーらに環境美化を呼び掛ける。

 オブジェは、備前焼の円すい形の胴体(高さ約40センチ、底辺の直径約35センチ)に、金属でかたどった輪の顔を組み合わせた。「人の輪を広げよう」との思いを込め、ロープでできた手をつないでいる。

 国土交通省が昨秋、雑草を除去するなどして整備した植樹帯(長さ約250メートル、幅約3メートル)に設置。プロジェクトに賛同し、資金提供した企業や団体の銘板も取り付けたほか、付近に団体名を紹介する看板も設置した。

 オブジェのデザインは、ユーサービスのメンバーが考案。知的障害者福祉施設・ひだすき作業所(備前市浦伊部)などが作った。制作中に割れてしまった“仲間”は、植樹帯内に植栽している葉ボタンの鉢植えとして活用している。

 樫本美喜恵代表(64)=同市=は「ごみのポイ捨てだけでなく、備前焼のPRにもつながれば。今後は活動エリアを広げ、各地をオブジェで彩りたい」と話している。

 ユーサービス備前は、国道2号沿いの美化に貢献しようと2006年に発足。備前、瀬戸内市の約35人が所属し、備前市東片上~伊里中の約2・5キロ区間を月1回清掃するほか、道沿いの花壇を管理している。国交省が道路の維持管理に向けて創設した「道路協力団体」にも、中国地方で唯一選ばれている。

(2019年02月12日 04時19分 更新)

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