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倉敷の2人新たに災害関連死判定 高梁の1人は初の「災害障害」

 西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県は29日、倉敷市の死者2人が被災後の体調悪化で亡くなる「災害関連死」、高梁市の1人が重い障害を負う「災害障害」と判定されたと発表した。両市の審査会が判断した。正式に認定されれば、西日本豪雨で県内の関連死は計7人、災害障害は初めてとなる。

 県によると、新たに関連死と判定された2人は90代と80代の女性。いずれも持病があり、避難による生活環境の変化で心身の機能が著しく低下し、医療機関と介護施設で死亡した。災害障害の判定を受けたのは70代男性で、障害の内容や程度などは「家族の同意が得られていない」として公表しなかった。

 両市がそれぞれ設置した審査会がこの日、県の手引きで合同の会合を岡山市内で開き、弁護士や医師ら委員5人(両市共通)が協議した。災害障害は両脚や両腕の切断、常に介護が必要な精神障害といった9項目のいずれかに該当することが条件とされ、別に倉敷市の1人についても審査したが、基準に当てはまらなかったという。

 審査結果を受け、両市が正式に認定すれば、関連死は最大500万円の弔慰金、災害障害は最大250万円の見舞金が支給される。

 県内ではこれまでに倉敷市3人、総社市と高梁市各1人の計5人が関連死と認定されている。また、少なくとも倉敷市で7件、高梁市で1件の申請があるという。

(2019年01月29日 14時11分 更新)

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