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性別変更 手術合憲で臼井さん会見 「未来につながる内容と確信」

最高裁決定を受け、「未来につながる内容だ」と晴れやかな表情で話す臼井さん
最高裁決定を受け、「未来につながる内容だ」と晴れやかな表情で話す臼井さん
 最高裁決定で男性への戸籍上の性別変更が認められなかった臼井崇来人(たかきーと)さん(45)=岡山県新庄村=が24日、岡山市内で記者会見し、抗告棄却に無念さをにじませながらも、「自分が訴えてきたことに耳を傾け、全てを理解してくれた印象。未来につながる内容だと確信している」と晴れやかな表情で語った。

 決定理由で、性別適合手術を必要とする法律の規定は合憲と判断されたが、社会状況の変化から「違憲の疑いが生じている」との補足意見もあった。臼井さんは「現在の社会では最高の内容で、新しい時代を切り開けたと思う。社会がこの問題に認識を深め、前向きな法改正につながることを期待する」と述べた。

 岡山家裁津山支部に審判を申し立ててから2年以上が経過し、その間、性的少数者に対する社会の変化を肌で感じるようになったという。「多くの人が応援してくれ、声を上げれば社会は動くと実感できた。制度のはざまで苦しむ自分たちがいることを今後も訴え続けたい」と涙を浮かべた。

 臼井さんの代理人を務めた大山知康弁護士(岡山弁護士会)は「違憲の可能性を指摘したことに決定の意義を感じる。立法により解消すべき問題だという主張に後押しがもらえた」と評価した。

(2019年01月24日 14時08分 更新)

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