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旧竹荘中を農業研修施設に整備 吉備中央町と幸福産業、観光農園も

農業研修施設や観光農園などの整備が決まった旧竹荘中
農業研修施設や観光農園などの整備が決まった旧竹荘中
 岡山県吉備中央町と農業資材販売の幸福産業(岡山市北区南中央町)は21日、閉校した旧竹荘中(吉備中央町竹荘)を活用し、バナナなど熱帯果物の栽培を無償で指導する全寮制の農業研修施設や観光農園などを整備すると発表した。2020年春の開業を目指す。

 計画では、校舎棟(鉄筋3階延べ2569平方メートル)を定員約300人の研修宿泊施設に改修。運動場(1万350平方メートル)に温室を設け、研修農園や観光客向けの収穫体験施設にする。体育館(鉄骨2階延べ931平方メートル)は国産オートバイ約500台の展示施設にリニューアルする。

 同社は国産バナナを栽培する農業法人・D&Tファーム(岡山市南区西高崎)のグループ会社。研修施設ではバナナ、パイナップル、グアバ、パパイアの栽培方法を1年間指導。20年度から障害者と60歳以上を各50人、21年度以降はさらに就農希望者約200人を受け入れるという。

 昨年12月、町から建物を1千万円で購入。土地は有償(賃貸料は非公開)で借り受ける。施設整備費は約5億5千万円。収穫した果物や観光農園の売り上げを運営費に充てる。

 町賀陽庁舎で記者会見した幸福産業とD&Tファームの田中節三取締役技術責任者は「農業振興と障害者、高齢者の自立支援を一体的に進める施設を目指す」、山本雅則町長は「町に新たなにぎわいが生まれることを期待したい」と述べた。

 町は14年に全4中学校を閉校し、旧吉備北陵高に新設した加賀中(同町湯山)に統合した。

(2019年01月21日 13時05分 更新)

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