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世界最大級の「怪魚」釣りに挑む 岡山理大の松田仁さん、南米へ

ビワコオオナマズを釣り上げる松田さん=2018年8月、京都府(松田さん提供)
ビワコオオナマズを釣り上げる松田さん=2018年8月、京都府(松田さん提供)
 東京の釣りざおメーカーと「プロ契約」している学生が岡山理科大(岡山市北区理大町)にいる。生物地球学部2年の松田仁さん(20)。休日や長期休暇には国内外の河川に足を運び、釣り愛好者から「怪魚」と呼ばれる体長1メートルを超えるような巨大魚と格闘する。今月には、南米ガイアナで世界最大級の淡水魚ピラルク釣りに挑む。

 松田さんは兵庫県加古川市出身。父の影響で3歳ごろ釣りを始め、中学3年の時にテレビで見た怪魚釣りに憧れ、大物を探して各地の海や川に出掛けるようになった。

 大学入学後の2017年夏、インドネシア・ボルネオ島でレッドスネークヘッド(体長70センチ)を釣り上げる場面を、ツアーに同行していた東京の釣りざおメーカー・トランスセンデンスの社長片山正顕さん(39)が見ていたことでプロ契約が実現した。

 同社によると、怪魚を専門にしたプロ契約者は他のメーカーを含め国内に50人ほどいるが、学生では数えるほど。松田さんは同社の試作品をテストしたり、海外遠征の旅費を一部負担してもらったりしている。

 18年8~9月には限られた地域だけに生息する「日本三大怪魚」と呼ばれるアカメとイトウ、ビワコオオナマズを次々手中に収めた。これまでの最大記録は18年3月にタイで仕留めたメコンオオナマズで体長は140センチに及ぶ。怪魚を釣るには体力と持続力が欠かせず、日頃からダンベルで腕の筋力を鍛えたり、近隣の川で長時間の釣りに体を慣れさせたりしている。

 「怪魚には釣りの常識が通用しない。それだけに釣った時の達成感やうれしさはひときわ大きい」と松田さん。釣った魚は原則再放流している。

 ガイアナには21日に日本をたって向かい、エセキボ川で10日間ほどルアーを操る予定。体長3メートル、体重100キロにもなるピラルクが上がったことがあるスポットといい「子供の頃から憧れていた魚でわくわくしている。これからも技術を磨き世界中の怪魚を追い掛けたい」と話している。

(2019年01月20日 01時27分 更新)

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