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質感好評の岡山製イノシシ革製品 3障害者施設「亥年」特需期待

「KIBINO」ブランドで販売されているイノシシの革製品=岡山市北区のセルプおかやま
「KIBINO」ブランドで販売されているイノシシの革製品=岡山市北区のセルプおかやま
 岡山県内の障害者たちが、就労支援施設で作ったバッグやアクセサリーなどイノシシの革製品が人気だ。「質感がいい」などと好評で、関係者はイノシシが話題になりやすい亥(い)年を迎え、さらなる売り上げ増に期待している。

 駆除されるイノシシを活用し障害者の収入につなげようと、県内の就労支援施設でつくるNPO法人などが2013年から、革製品を「KIBINO」ブランドとして事業展開。捕獲されたイノシシの皮を岡山市と吉備中央町の三つの施設で仕入れ、障害者がデザインから加工までを手掛けている。

 これまでに靴やランチバッグ、ペンケース、イヤリング、キーホルダーなど千~4千円の価格帯を中心に約60種類の商品が誕生。同市内の小売店などのスペースを借りて販売し、インターネットでも取り扱っている。

 約20種類を出荷する「吉備ワークホーム」(岡山市北区)は昨年まで3年続けて売り上げが前年比1割ずつ増加。干支(えと)の影響からか「わくわく祇園's」(同中区)「吉備の里希望」(吉備中央町)は県内で1、2月にある催しに出品してほしいとの依頼が寄せられている。売り場を提供する「セルプおかやま」(岡山市北区)も「昨年暮れから売れ行きが伸びている」とする。

 製造元の各施設は「独特の質感や“一点物”であることが魅力のよう」「丈夫で長持ちするとの声を聞く」と消費者の反応を紹介。吉備ワークホームの三宅律子所長は「製品から干支のパワーをもらい、障害者の支援にもつなげてほしい」と話している。

(2019年01月15日 13時30分 更新)

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