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間伐材でストロー、プラごみ削減 岡山市出身の竹田有里さん考案

間伐材を原料とした木材ストローと、考案した竹田さん=ザ・キャピトルホテル東急
間伐材を原料とした木材ストローと、考案した竹田さん=ザ・キャピトルホテル東急
間伐材を原料とした木材ストロー
間伐材を原料とした木材ストロー
 岡山市出身の環境ジャーナリスト竹田有里さん(31)が、間伐材を原料とする「木材ストロー」を考案した。山中に放置された間伐材が大雨で流出すると災害を引き起こす懸念があるとの声を岡山、広島県など取材で訪れた西日本豪雨の被災地で聞き、有効利用できないかと着想した。16日から東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急で試験導入される。

 ストローを巡っては、プラスチックごみによる海洋汚染が深刻化する中、プラスチック製品の利用を廃止する動きが国内外で広がっている。木材ストローについて竹田さんは「国産材の活用だけでなく、廃プラスチックの削減にも貢献できる」とアピールしており、製品化でタッグを組んだ住宅メーカーのアキュラホーム(東京)、同ホテルとともに普及を目指す。

 ストローは、木材を厚さ0・15ミリの紙状にスライスした上で直径4ミリ程度の筒形に手作業で巻き、接着剤で貼って完成させる。原料には国内各地に植林されているスギの間伐材の活用を想定しており、木目のぬくもりが伝わる仕上がりも注目を集めそうだ。

 同ホテルは16日から一部レストランで、4月からは全館で木材ストロー中心に切り替え、現在、年約8万本使っているプラスチック製ストローを廃止する予定。課題は1本約0・5円といわれるプラスチック製の100倍以上かかる製造費用で、量産化によりコスト削減を図る。

 竹田さんは昨年7月の豪雨発生直後に被災地に足を踏み入れ、住民らの声に耳を傾けた。「中山間地の産業活性化や雇用確保にもつながる。全国のホテルや自治体に利用を呼び掛けていきたい」と話している。

(2019年01月14日 13時57分 更新)

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