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図書の返却 36館どこでも可能に 8日から岡山など10市町連携

6市4町での「相互返却サービス」を利用できる岡山市立中央図書館
6市4町での「相互返却サービス」を利用できる岡山市立中央図書館
 公立図書館の相互利用サービスを展開している岡山、備前、真庭市など6市4町で、借りた市町以外の図書館でも返却を可能にする「相互返却サービス」が8日スタートする。岡山市と周辺12市町でつくる「岡山連携中枢都市圏」による事業の一環。貸し出しの利便性を高め、利用者を増やす狙い。

 対象は岡山、玉野、備前、瀬戸内、赤磐、真庭市と和気、早島、美咲、吉備中央町の36公立図書館。全館合わせた蔵書数は約310万冊に上る。

 昨年11月に開始した相互利用は、居住する市町以外の図書館でも本の貸し出しが受けられるサービス。ただ、本やDVDは借りた市町内の図書館に返さなければならず、返却に手間がかかるので借りにくいといった指摘があった。

 希望者は、貸し出しを受ける図書館が発行する利用カードが必要だが、返却先の図書館の利用カードは不要。混乱を避けるため、相互返却サービスを利用する際は窓口で「相互利用の返却」と申し出る必要がある。

 同都市圏の中枢都市である岡山市の宮本嘉彦・市立中央図書館館長は「各図書館にしか置いていない本も多くある。これからは遠出先の図書館でも気軽に借りてほしい」と話している。

 各図書館が2017年11月から相互返却の導入を協議。返却された本を各図書館に戻す郵送費などに、国の特別交付税を活用して予算化した。総事業費は約260万円。

 県内では、倉敷市などでつくる「高梁川流域連携中枢都市圏」の10市町も、14年度から図書館の相互利用、15年9月から相互返却を導入。16年度の相互利用による貸し出し冊数は6万1339冊と、前年度の約1・4倍に増えた。

(2019年01月08日 02時13分 更新)

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