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猫城主・さんじゅーろーデビュー 高梁・松山城で観光客もてなす

本丸で観光客らに囲まれるさんじゅーろー
本丸で観光客らに囲まれるさんじゅーろー
 備中松山城(高梁市内山下)に今夏からすみ着いた後、一時行方不明となって関係者を心配させた推定3歳の雄猫が16日、「猫城主・さんじゅーろー」として正式デビューした。本丸の管理事務所に原則常駐し、午前10時と午後2時の1日2回、散歩を兼ねて城内の見回りをする。

 観光客や報道陣が待ち構える中、さんじゅーろーは中村宏史・市観光協会長と甲冑(かっちゅう)姿の協会職員を従えて本丸入り。用意された餌へまっしぐらに向かい、むしゃむしゃと食べ始めた。身にまとった裃(かみしも)は、市内の業者がひな人形の衣装と同じ織物・金襴(きんらん)を用いて特別に仕立てた。

 猫城主としての役目もしっかりとこなし、記念撮影や抱っこに応じて観光客らをもてなした。元の飼い主・難波清志さん(45)=同市=の一家5人も駆け付け、就任を祝った。

 さんじゅーろーを見ようと、初めて城を訪れた会社員男性(29)=笠岡市=は「人懐こくてとてもかわいい」、妻(27)は「何回でも会いに来ます」と話した。

 さんじゅーろーは7月、約6キロ離れた難波さん方を出て城に居着いた。11月には雑誌取材に備えて自宅に連れ帰った協会職員宅から逃走したが、19日後に保護された。名前は備中松山藩出身の新選組隊士・谷三十郎にちなんでいる。

(2018年12月16日 13時22分 更新)

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