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被災した子へのケア学ぶ 県が保育士ら対象に研修

被災した子どもたちの心理的ケアについて学んだ研修会
被災した子どもたちの心理的ケアについて学んだ研修会
 岡山県は3日、西日本豪雨など災害で被災した子どもたちの心理的ケアを考える研修会を岡山市内で開き、保育士や放課後児童クラブの指導員ら約130人が専門家から対応を学んだ。

 国立病院機構災害医療センター医師の河嶌譲さん(40)と、非政府組織(NGO)「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の赤坂美幸さん(42)が「子どものための心理的応急処置」をテーマに講演した。

 河嶌さんは、被災した子どものストレスは、災害を思い起こさせる「災害ごっこ」などの遊びやおねしょに表れるとし、「異常事態に対する通常の反応で、声を掛けて安心感を与えることが大事」と訴えた。

 赤坂さんは、豪雨後に座布団で濁流にのまれる様子をまねた「洪水ごっこ」をしていた子どもの事例を紹介。「大人が『助けてあげよう』と周囲の子どもを巻き込み、良い方向に導くよう関わってほしい」と述べた。

 研修会は、保育士のスキルアップを狙いに県が年数回実施。今回は豪雨を踏まえて内容を設定し、保育士以外にも対象を拡大した。

(2018年12月03日 12時45分 更新)

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