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高梁市が「大月福祉基金」創設へ 遺産3億円活用、施策の財源に

大月芳郎さん
大月芳郎さん
 高梁市は29日、市内で薬局を営み、2016年に92歳で死去した大月芳郎さんからの寄付金3億円を活用して、市の福祉施策に役立てる「大月福祉基金」を創設する方針を明らかにした。12月4日開会の定例市議会に関連議案を提出する。

 市や相続財産管理人によると、大月さんは同市下町で「大月薬局」(現在は閉店)を経営。独身で遺産相続者もいなかったため、遺産について「高梁市のために使ってほしい」と、市に寄付する意志を生前から明らかにしていたという。

 今年5月、相続財産管理人を通じて市に寄付の打診があり、受け入れを決定した。市は基金条例を制定後、高齢化が進む中、成年後見や権利擁護をはじめとした福祉施策の充実を図る事業の財源に充てる。

 近藤隆則市長は「高額な寄付で大変ありがたい。大月さんの遺志を尊重して社会的に弱い立場の人を守り、誰もが住み慣れた地でいつまでも安心して暮らせるよう有効に活用したい」と話している。

(2018年11月29日 13時35分 更新)

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