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国宝備前刀・山鳥毛「写し」公開 瀬戸内市 購入目的CFの返礼品

備前長船刀剣博物館で公開されている山鳥毛の「写し」
備前長船刀剣博物館で公開されている山鳥毛の「写し」
 国宝の備前刀「太刀 無銘一文字」・山鳥毛(さんちょうもう)の購入に向け、瀬戸内市が実施しているクラウドファンディング(CF)型ふるさと納税の返礼品が、同市長船町長船の備前長船刀剣博物館で公開されている。来年1月末まで。

 購入費5億円の調達を目指し、市は1日からインターネットで寄付を募るCF型ふるさと納税をスタート。同市を拠点とした備前刀の大流派・福岡一文字派が、鎌倉時代中期に生み出した“最高傑作”の里帰り機運を高めようと企画した。

 用意した返礼品約240点のうち、20点を展示。目玉は山鳥毛に倣った「写し」(864万円相当)で国内屈指の刀匠・大野義光さん(東京)の作。2880万円寄付すれば受け取れる。

 往年の人気漫画「子連れ狼(おおかみ)」の主人公が振るう剛剣を再現した刀(外装付き、2700万円相当)のほか、地元の若手刀匠による三徳包丁や山鳥毛をあしらった手拭い、Tシャツなども並ぶ。

 名古屋市から訪れた男性会社員(24)は「市の購入によって山鳥毛をゆかりの地で鑑賞できるようになれば『特別感』がある。魅力的な返礼品も多く、CFへの協力を考えたい」と話していた。

 山鳥毛は上杉謙信の愛刀として知られ、現在は県内の個人が所有。市には企業版ふるさと納税などを含め、約5200万円が寄せられている。

(2018年11月28日 09時45分 更新)

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