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ラーメン学会の味、若手が継承 岡山・京橋朝市で人気

森田さん(左)が作ったラーメンを試食する黒瀬会長
森田さん(左)が作ったラーメンを試食する黒瀬会長
森田さんが試作したラーメン。あっさりとした鶏がらしょうゆ味を継承している
森田さんが試作したラーメン。あっさりとした鶏がらしょうゆ味を継承している
 ラーメン愛好家が集う「岡山ラーメン学会」が岡山市の京橋朝市で提供して人気を呼んでいたラーメンがある。毎回、長蛇の列ができていたが、メンバーの高齢化などから一時休止となっている。惜しむ声が相次いだことを受け、若手会員の森田寿昭さん(39)=高梁市=が味の継承に取り組んでいる。

 学会のラーメンは、食べるだけで飽き足りない有志が2000年ごろから自作会を始め、06年に岡山市内のラーメンイベントに初出店。好評だったため京橋朝市に参加した。あっさりとした鶏がらしょうゆ味で、300食が売れていたという。

 ただ、1週間前からチャーシューなどを仕込み、前夜から鍋やこんろを会場に搬入し、当日午前1時からスープを準備するため、負担は大きかった。年齢を重ねた会員にとって重労働で、16年12月を最後にいったん休止とした。

 ラーメンが姿を消して以降、ファンから復活を求める要望が多く寄せられたため、森田さんが黒瀬昌彦会長(65)らと相談して味を受け継ごうと決めた。森田さんはいずれはラーメン店を構えたいと考えている。5年前に入会し、京橋朝市のラーメン作りのメンバーに参加していた。経験を生かし、黒瀬会長からお墨付きを得られる味を作り上げた。

 昨秋から夏場を除いて、岡山市内で月1回販売したところ、かつての常連も喜んだという。黒瀬会長は「腕は間違いない。チャレンジ精神もあるのでラーメン学会の味をベースに、自身の味を極めてもらいたい」。森田さんは「ラーメン作りや接客など、さまざまなことを教わった。恩返しできるようなラーメンを作りたい」と話す。

 今後の販売は、森田さんが営む「森田商店」(高梁市落合町阿部)の駐車場に会場を移し、定期開催する。次回販売は25日の午前11時~午後5時(売り切れ次第終了)。1杯600円。

(2018年11月23日 10時06分 更新)

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