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高梁豪雨時に排水ポンプ稼働せず 成羽地区、浸水被害拡大か

豪雨時に何らかの不具合が生じ、稼働しなかった排水ポンプ
豪雨時に何らかの不具合が生じ、稼働しなかった排水ポンプ
高梁豪雨時に排水ポンプ稼働せず 成羽地区、浸水被害拡大か
 西日本豪雨で30戸の浸水被害が発生した高梁市成羽町成羽地区で被災時、地区を流れる成羽川の支流・島木川の排水ポンプに不具合が生じ、稼働しなかったことが21日、市への取材で分かった。被害が広がる結果につながった可能性もあり、市は詳しい原因を調べるとともに、ポンプの更新を含め対策を急ぐ方針。

 ポンプは島木川の水位が上昇して周辺の用水路から水があふれる内水氾濫を防ぐため、1976年に設置。市によると、豪雨に見舞われた7月6日午後7時40分ごろ、市職員が稼働を試みた際、冷却装置の異常を知らせるランプが点灯し、作動しなかった。今年5月の定期点検では異常はなかったという。

 同地区では内水氾濫により、ポンプ場周辺の18戸で床上、12戸で床下浸水が発生した。

 成羽町地区の7月7日午前9時までの48時間雨量は、ポンプ稼働時に床上浸水は防げる想定(140ミリ)の約2・5倍となる349ミリだった。ポンプは老朽化のため、本年度で更新する予定にしていた。

 市は10月31日に地元住民に経緯を説明。市産業経済部の丹正鎮夫部長は「稼働したとしても浸水が防げたかは分からないが、被災者に申し訳ない。ポンプの更新など対策を進める」としている。

(2018年11月21日 23時03分 更新)

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