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神武天皇の史跡を日本遺産申請へ 笠岡など19市町村で認定目指す

神武天皇が水をくんだと伝わる笠岡諸島・高島の井戸「真名井」
神武天皇が水をくんだと伝わる笠岡諸島・高島の井戸「真名井」
 笠岡市は8日までに、神武天皇が今の九州から近畿に向かい、初代天皇になったという「東遷伝説」にゆかりのある宮崎市や奈良県橿原市などと共に、19市町村で関連史跡の日本遺産認定を目指すことを明らかにした。来年1月ごろ文化庁に共同申請し、2019年度に認定を受けたい考え。

 古事記や日本書紀などによると、神武天皇は日向(宮崎県)から瀬戸内海を通って大和(奈良県)まで移り、初代天皇に即位したとされる。

 笠岡諸島の高島は、神武天皇が軍備を整えるため数年間を過ごした所として伝説に登場する「吉備の高島宮」に当たると考えられている。島内には天皇が水をくんだと伝わる井戸「真名井」があり、島の最高峰の神卜山(かみうらやま)(77メートル)は、天皇が吉凶を占った場所とされている。

 今年3月、橿原市から共同申請の打診があった。構成文化財の候補は高島を含め46件となる見込み。橿原市によると、笠岡市と同様に吉備の高島宮の伝承地がある岡山市にも参加を打診している。

 笠岡市は香川県の3市町と共同で「石の島」をテーマに、笠岡諸島などの日本遺産認定も目指しており「ともに認定されれば、観光振興に向け大きな追い風になる」としている。

(2018年11月08日 23時29分 更新)

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