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豊島産廃を香川県内と竹原で処理 撤去完了後発見分で県が計画決定

 香川県・豊島の産業廃棄物不法投棄問題で、県は3日、撤去作業をいったん完了した後に現場で発見した産廃約610トンについて、県内と竹原市の民間施設で処理する計画を決定した。同県・直島に設けた豊島産廃専用の処理施設は解体中のため、他施設での対応を迫られていた。

 計画では、汚泥とドラム缶からなる大部分を同県綾川町にある産廃処理業者の施設で焼却し、燃え殻を三菱マテリアル直島製錬所(同県直島町)で処理する。これとは別に、重金属の鉛が検出されたドラム缶2個については鉛の回収能力を持つ三井金属鉱業竹原製煉所(竹原市)で溶融する。

 この日、高松市での専門家会議で示し、異論は出されなかった。産廃は現在、現場付近で保管されており、県は「できるだけ早い時期に計画を実施したい」としている。開始から終了まで短くても4カ月は必要という。

 新たな産廃は今年1~5月、現場での汚染地下水浄化対策を進める中で断続的に見つかった。県は今月6日から、付近で掘削を行い、他にないか調べる。

 県は豊島住民と2000年に合意した公害調停条項に基づき、産廃約91万トンを期限の17年3月末までに島外に撤去、同年6月に直島での処理も終えたとしていた。

(2018年11月03日 11時41分 更新)

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