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本物そっくり「折り紙昆虫展」 倉敷市立自然史博物館で35点

さまざまな折り紙の昆虫が並ぶ会場
さまざまな折り紙の昆虫が並ぶ会場
大迫力のヘラクレスオオカブト
大迫力のヘラクレスオオカブト
さや羽の柄から腹部まで表現したナナホシテントウ
さや羽の柄から腹部まで表現したナナホシテントウ
蛇腹状に胴体を折り質感まで表現したトラツリアブ
蛇腹状に胴体を折り質感まで表現したトラツリアブ
 “かみ技”にびっくり―。倉敷市立自然史博物館(同市中央)で特別展「折り紙昆虫展」が開かれている。姿はもちろん、脚のとげや腹の膨らみまで再現した折り紙を実物の標本と並べて展示。あまりの精巧さに訪れた子どもたちが目を丸くしている。25日まで。

 制作したのは、趣味で折り紙に取り組む江頭聖大さん(24)=大阪市。紙一枚(20~65センチ四方)から、はさみを使わずに作るオリジナル作品で、身近なカブトムシから絶滅危惧種まで35点を披露している。

 世界最大のカブトムシ・ヘラクレスオオカブトは、迫力ある角や脚のとげも再現。色の違う裏面を折り返して柄を表現したナナホシテントウ、毛の生えた腹部分を蛇腹状に折ることでふわふわ感を表現したトラツリアブなど、一般的な折り紙のイメージを覆す技巧が光る。

 オスの前脚裏にある吸盤など、体の裏側まで作り込んだ県レッドデータブックの準絶滅危惧種・ゲンゴロウをはじめ、鏡を下に置いて両面を見られるように工夫。制作過程を記録した写真も公開し、1枚の紙から精巧な虫が生まれるまでを目にできる。

 一つ折るのに約80時間かかった作品もあるといい、江頭さんは「虫好きな子は折り紙を、折り紙好きな子は虫を、好きになってくれたら」と控えめに話す。親子で訪れた小学4年の男子児童(9)は「本物とそっくりで本当にすごい。ヘラクレスが特にかっこよかった」と喜んでいた。

 月曜休館。一般150円、大学生50円、高校生以下と65歳以上は無料。問い合わせは同博物館(086―425―6037)。

(2018年10月20日 12時53分 更新)

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