山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山で国宝「山鳥毛」特別陳列 瀬戸内市が購入目指す

特別陳列された山鳥毛の前で、購入の取り組みを紹介する武久瀬戸内市長
特別陳列された山鳥毛の前で、購入の取り組みを紹介する武久瀬戸内市長
 国宝の備前刀「太刀 無銘一文字 山鳥毛(さんちょうもう)」の特別陳列が13日、寄託先の岡山市北区後楽園、県立博物館で始まった。瀬戸内市が4月に購入を目指す方針を明らかにして以降、初の公開となる。10月14日まで。

 山鳥毛は備前刀の大流派・福岡一文字派の最高傑作とされる鎌倉中期(13世紀)の名刀で、刃長79・5センチ。1952年に国宝に指定。現在は岡山県の個人が所有し、97年から同博物館に寄託している。

 所有者は5億円での売却を希望しており、同市は早ければ10月中旬にも、インターネットで寄付を募るクラウドファンディング型ふるさと納税での資金調達を始める。特別陳列は、購入への機運醸成を後押しする意味合いもあるという。

 公開初日には武久顕也市長が会場を訪れ、山鳥毛購入への取り組みをPR。入場者らはちらしを受け取り、戦国武将・上杉謙信が愛用した名刀を興味深そうに見入っていた。

 同市は公開中、市職員らがほぼ毎日、会場で取り組みへの協力を呼び掛ける。武久市長は「展示を通じて関心を高め、地域振興、文化の伝承にもつながる山鳥毛の里帰りを実現させたい」と話した。

(2018年09月13日 04時20分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ