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伯備線が26日ぶり全線運行再開 JR、岡山県内の他路線復旧急ぐ

伯備線の運転が再開し同線を走る特急やくもに乗り込む乗客=1日午前10時57分、JR岡山駅
伯備線の運転が再開し同線を走る特急やくもに乗り込む乗客=1日午前10時57分、JR岡山駅
伯備線が26日ぶり全線運行再開 JR、岡山県内の他路線復旧急ぐ
伯備線が26日ぶり全線運行再開 JR、岡山県内の他路線復旧急ぐ
 西日本豪雨の影響で一部区間が不通となっていたJR伯備線が1日、全線で運行を再開した。山陽と山陰を結ぶ同線の全面復旧は7月6日以来26日ぶり。JR西日本岡山支社は因美線、姫新線など運転を見合わせている岡山県内の他路線でも復旧を急いでいる。

 伯備線は豪雨により線路に土砂が流入するなどして一時、全線で運休した。7月11日に岡山―総社で、同13日には総社―豪渓(総社市)でと部分的に運行が再開されてきたが、豪渓―上石見(鳥取県日南町)の復旧が遅れていた。全面再開に伴い同支社は、19日から実施していた総社―上石見でのバスによる代行運転は終了した。

 ダイヤも通常となり、備中高梁駅では朝の通勤時間帯、ホームで電車を待つ会社員や高校生の姿が戻った。夏休みの登校日のため倉敷市に向かった高校1年の生徒(15)は「部活へは親が車で送迎してくれたが、毎回は行けなかったのでうれしい」と笑顔を見せた。

 伯備線を経由して岡山―出雲市を結ぶ特急やくもも1日から運行を再開。岡山駅では出張で鳥取県に向かっていた会社員男性(54)=三重県四日市市=が「やくもは仕事や観光で何度も利用している。再開を待ちわびていた」と話した。

 岡山支社によると、岡山県内を走る在来線のうち津山線は、玉柏―野々口の岡山市内区間が8月5日に復旧し全線運行に戻る。現在も全線で運転を見合わせている姫新、因美、芸備の3路線は8月下旬から順次再開の見込み。

 山陽線はほぼ通常通りのダイヤで運行。赤穂、瀬戸大橋、宇野みなと(宇野)、桃太郎(吉備)の4路線は通常運行に戻っている。

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 岡山県災害対策本部の1日午後7時現在の被害まとめでは、住宅関係が全壊3983棟(前日比4棟増)、半壊1022棟(同48棟増)、一部損壊360棟(同9棟増)、床上・床下浸水約1万1350棟。いまだに2336人が避難所に身を寄せている。死者61人、行方不明者3人は前日までと変わっていない。

(2018年08月01日 13時58分 更新)

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