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総社・アルミ工場の事故現場調査 県警など、浸水で水蒸気爆発か

 西日本豪雨で浸水被害が相次いだ総社市下原で6日深夜に金属加工メーカー「朝日アルミ産業」の工場が爆発し、付近の住民がけがをした事故で、岡山県警は19日、業務上過失傷害容疑で工場を家宅捜索するとともに、総務省消防庁などと合同で現場を調査した。範囲が広く、20日も続ける。

 県警などのこれまでの調べでは、工場では6日朝から大雨に備えてアルミニウムを溶解する炉(容量約40トン)の停止作業などが行われていたが、炉内に熱せられたアルミニウムのほぼ半分が残った状態で周囲が浸水し始め、従業員は同日午後10時ごろに避難していた。県警は、炉内に水が流れ込んで水蒸気爆発が起きた可能性があるとみて、事故原因の特定を進める。

 捜索と現場の調査は午前7時ごろから約60人態勢で開始。緊急時のマニュアルの有無や従業員の対応に不備がなかったかなどを調べ、現場に残った炉などの証拠保全にも当たった。全体像を把握するため、小型無人機ドローンも投入して空からも確認した。

 事故は、総社市に大雨特別警報が出されていた6日午後11時35分ごろ発生。県警によると、被害の全容をまだ把握できていないが、周辺の民家など3棟が全焼したほか、爆風で複数の民家や店舗で屋根がはがれたり、窓ガラスが割れたりした。けが人は数十人という。

(2018年07月19日 11時12分 更新)

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