山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山で学生アスリート就職面接会 国体競技力向上へ県など初企画

合同面接会で地元企業の採用担当者と面談する学生アスリートら=ジップアリーナ岡山
合同面接会で地元企業の採用担当者と面談する学生アスリートら=ジップアリーナ岡山
 岡山で働きながら競技を続けたい学生アスリートらを対象にした県内企業による合同面接会が5日、岡山市北区いずみ町のジップアリーナ岡山で開かれた。有力選手の就職を支援し、国体代表の確保や競技力向上につなげる狙い。県と県体育協会が初めて企画し、全国的にも珍しい試みという。

 陸上、ハンドボール、アーチェリーなどで全国大会出場歴を持つ来春卒業予定の学生ら14人が参加し、小売り、医療福祉、アパレルなど32社のブースを回って自己PRした。日々の練習など競技面の希望も相談し、「国体で入賞する」「将来は指導者として地域貢献したい」と訴えた。

 4月にあった競泳の日本選手権50メートル平泳ぎで5位入賞した日本雄也選手(近大、関西高出)は「岡山で競技を続けられる企業の情報が得られず悩んでいた。この機会を生かしたい」と話した。

 学生優位の「売り手市場」を背景に大都市圏での就職が人気を集めており、地元企業も人材確保に必死。ジーンズメーカーのジャパンブルー(倉敷市)は「スポーツの厳しい世界で戦ってきた学生は即戦力。2020年東京五輪も控え、アスリートの応援は企業価値を高めることにもつながる」と話す。

 岡山は05年の地元国体後も天皇杯順位(男女総合成績)で10位台を維持し、高い競技力を保つ。だが成年選手の雇用の受け皿は限られているため、県は地元出身者の帰郷を促そうと13年度からアスリートの就職仲介事業に取り組んできた。

 面接会はこの事業の一環で、県体協の長尾隆史事務局次長は「学生と企業のマッチングを図り、良いサイクルが生まれるよう来年以降も開きたい」としている。

(2018年07月05日 15時31分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ