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栃社山 誕生寺(とちこそざん たんじょうじ)

1695(元禄8)年に再建された御影堂(本堂)。国指定重要文化財
1695(元禄8)年に再建された御影堂(本堂)。国指定重要文化財
栃社山 誕生寺(とちこそざん たんじょうじ)
1716(正徳6)年建立の山門。国指定重要文化財
1716(正徳6)年建立の山門。国指定重要文化財
二十五菩薩練供養の様子
二十五菩薩練供養の様子
開山・熊谷法力房蓮生大法師
開山・熊谷法力房蓮生大法師
方丈より法楽園を望む
方丈より法楽園を望む
橋本堅太郎作の「母の祈り」(法然上人母・秦氏君)
橋本堅太郎作の「母の祈り」(法然上人母・秦氏君)
法橋義信一代の傑作 襖絵
法橋義信一代の傑作 襖絵
人形供養
人形供養
栃社山 誕生寺(とちこそざん たんじょうじ)
法然上人生誕の地に建立された美作屈指の名刹<歴史>法然上人の生い立ちと奇譚を数多く伝える 誕生寺は、浄土宗の開祖・法然上人生誕の地に建つ浄土宗の寺院。1193(建久4)年、法力房蓮生(熊谷直実)が、師である法然の徳を慕い、法然の父である漆間時国の旧宅を寺院として改め建立した。 国の重要文化財にもなっている二重(二階建て)の本堂は、江戸時代中期の元禄年間に再建されたもの。屋根の上には仏堂としてはめずらしい鯱鉾や宝珠などが見られ、近世の自由な発想がうかがえる。内陣には法然上人43歳のご自作像が本尊として祀られている。 また、境内には法然上人の生い立ちや奇譚を伝える聖跡も数多く残る。法然誕生の際、空から二流の白幡がそのこずえに舞い降りてきたという「誕生椋」をはじめ、「産湯の井戸」や「片目川」など、逸話とともに歴史を今に伝えている。 法然上人二十五霊場の第一番としても名高く、全国の浄土宗門徒から、魂のふるさととして敬仰を集めている。<見どころ>静寂に包まれた庭園や客殿の見事な襖絵 本堂の右側には、客殿と方丈庭園(法楽園)があり、寺務所に申し出れば、本堂とあわせて拝観できる(方丈庭園と客殿は200円)。客殿は鶴の間、唐獅子の間、表上段の間と続き、襖絵や書、屏風絵など貴重な美術品の数々を鑑賞できる。特に襖絵は、幕末の雪舟ともうたわれた狩野法橋義信一代の傑作。ほかに江戸時代の大和絵や、法然上人15歳のぬくもりが宿る「人肌のれん木」などが見られる。珍しいものとしては、八百屋お七の振袖が本堂に奉られている。女人往生を唱えた法然上人の出生地である美作でぜひ供養をしてほしいと、1699(元禄12)年、お七の遺族から手渡されたものと伝えられる。さらに境内にある宝物館では、阿弥陀如来像や清凉寺様式釈迦像、国指定重要文化財の棟札ほか貴重な文化財を見学できる。 代表的な行事として、室町時代から続く「二十五菩薩練供養」がある。二十五菩薩の来迎によって法然上人のご両親を娑婆界より西方浄土にお迎えする浄土宗唯一の大法要で、日本三大練供養のひとつ。毎年4月第3日曜日に行われ、当日は浄土宗門徒はもちろん、全国から「病気平癒」「無苦往生」を願う数万人もの参拝客でにぎわう。ご案内住所/〒709-3602 久米郡久米南町里方808TEL/086-728-2102交通/中国自動車道・津山ICから車で30分。山陽自動車道・岡山ICから車で50分。JR津山線・誕生寺駅から徒歩10分HPアドレス/https://www.tanjoji.or.jp/宗派/浄土宗ご本尊/圓光大師(法然上人)開山/1193(建久4)年ご利益等/無苦往生代表的寺宝/御影堂(本堂)、山門(国指定重要文化財)、阿弥陀如来立像、櫓時計、清凉寺様式釈迦像、中將姫刺繍(県指定重要文化財)年間行事1月2日/修正会2月25日/御忌大会・人形供養4月第3日曜日/二十五菩薩練供養8月15日/盂蘭盆大施餓鬼会8月24日に近い土曜日の夕刻/地蔵盆10月・11月 随月日/十夜法要12月31日/除夜供養【ここも! 見どころ発見】逆木の大公孫樹 空に向かって根のように枝を張るイチョウの大木。法然上人が15歳のとき、那岐の菩提寺から杖にされたイチョウを地面にさした際、根の部分が上であったことから逆さに伸びたと伝えられている。県の天然記念物に指定されている。

(2019年06月21日 08時55分 更新)

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