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備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ)

なだらかな丘にそびえる五重塔と美しく染まった赤米の稲穂
なだらかな丘にそびえる五重塔と美しく染まった赤米の稲穂
備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ)
備中国分寺山門
備中国分寺山門
ライトアップされた五重塔
ライトアップされた五重塔
備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ)
美しい田園風景になじむ、吉備路のシンボル五重塔 備中国分寺は、奈良時代に聖武天皇の発願で、鎮護国家のため全国に建立された官寺のひとつ。荒廃と再興を繰り返した後、今日の伽藍は江戸時代中期に再建されたといわれている。境内にそびえる五重塔は34・3メートルもの高さを誇り、県内唯一の五重塔として国指定の重要文化財となっている。江戸時代後期の様式を色濃く残すほか、塔内に五智如来像を安置している。 季節ごとに顔色を変える周辺の景観は、吉備路の代表的なものとして親しまれている。ご案内住所/〒719-1123 総社市上林1046TEL/0866-94-3155(国分寺観光案内所、10:00~16:00)交通/岡山自動車道・岡山総社ICから車で5分。JR総社駅から車で10分宗派/真言宗ご本尊/薬師如来開山/741(天平13)年ご利益等/病気平癒、身体健全、交通安全代表的寺宝/五重塔(国指定重要文化財)、木造地蔵菩薩立像(県指定重要文化財)御朱印/受付8時~17時、観光案内所横の玄関まで 300円年間行事2月/節分会12月31日/除夜の鐘【ここ、知ってる?】五重塔の十二支彫刻 備中国分寺のシンボルともいえる五重塔。季節によりさまざまな表情を見せる遠景の美しさはよく知られるが、塔に近づいて眺めるのもまた格別。初層の頭貫の上に十二支の禽獣彫刻がはめこまれている。五重塔の周囲を回りながら、十二支すべてを確認してみては。

(2023年10月11日 03時45分 更新)

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