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お魚に感謝 水産業の発展願う 岡山で供養祭、園児の稚魚放流も

バケツからタイの稚魚を放流する園児
バケツからタイの稚魚を放流する園児
 日頃扱っている魚に感謝し、水産業の発展を願う「お魚供養祭」(岡山水産物卸売人協会主催)が3日、岡山市中央卸売市場(同市南区市場)で行われた。

 市場や水産業の関係者約200人が出席。市場内の水産物卸売場に祭壇が設けられ、同協会の同前裕一朗会長らが玉串をささげた。

 市場の南側に面した旧岡山港の岸壁では、近くのあけぼの幼稚園(同築港栄町)の園児48人が体長約5センチのタイの稚魚500匹を放流。バケツに小分けされた稚魚をスライダーから海に向かって優しく放し「大きくなってね」などと声をかけていた。

 年長の女児(6)は「ピチピチして元気だった。大きくなって戻ってきてほしい」と笑顔で話していた。

 同市場の2022年度の水産物取扱量は約2万2052トンで、前年度より約1660トン減少した。

(2023年10月03日 16時25分 更新)

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