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書道と彫刻の秀作 美術ファン魅了 県展津山会場2期が開幕

作州地域を中心に書道と彫刻の秀作が並ぶ県展津山会場
作州地域を中心に書道と彫刻の秀作が並ぶ県展津山会場
 「第74回岡山県美術展覧会」(県、おかやま県民文化祭実行委、山陽新聞社主催)津山会場2期が28日、津山市新魚町のアルネ・津山4階市立文化展示ホールで開幕した。県内最大規模の公募展で高く評価された書道と彫刻の秀作が美術ファンらを魅了している。10月2日まで。

 日本画、洋画、工芸、写真の4部門計101点が並んだ1期から作品を入れ替え、書道148点と彫刻14点の計162点を展示。上位入賞作品のほか、作州地域の入賞、入選、委嘱・招待作品を披露している。

 漢詩を力強くしたためた研山照青さん=美咲町=の楷書「王昌彝(おうしょうい)詩」(山陽新聞社大賞)、筆運びが柔らかな江原幸堂さん=津山市=の草書「秋登宣城謝〓北楼」(山陽新聞社賞)が目を引く。彫刻は幾何学模様を削り出した宇津見樹相さん=同市=の石彫「Switch(スイッチ)」(岡山市長賞)などが並ぶ。妻と訪れた男性(73)=鏡野町=は「書は墨の濃淡やかすれが面白く、見応えがある」と話していた。(〓は月ヘンに兆)

 午前10時~午後6時。入場料は一般400円、高校生以下無料。津山会場1期のチケットの半券でも入場できる。

(2023年09月28日 16時26分 更新)

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