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岡山不審箱 女に懲役1年6月求刑 岡山地裁初公判

岡山地裁
岡山地裁
 岡山県内6カ所に不審な段ボール箱を置いたとして、威力業務妨害罪に問われた無職の女(21)=倉敷市=は19日、岡山地裁での初公判で起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。判決は10月5日。

 検察側は冒頭陳述と論告で、遊興費や借金返済で生活が苦しくなり、脅迫文付きの箱を公共施設に置く闇バイトに応募したと指摘。「報酬の40万円に目がくらんだ犯行で身勝手かつ短絡的。社会的な影響が大きく、模倣犯を防ぐためにも厳しく処罰すべきだ」と述べた。

 弁護側は「借金などを家族に相談できず、精神的に追い詰められていた。反省し、二度としないと誓っている」として執行猶予付きの判決を求めた。

 起訴状によると、何者かと共謀し6月19日午前9時15分~午後5時45分ごろ、JR岡山駅や県庁、岡山、倉敷両市役所、岡山大、邑久駅に、脅迫文書を貼った箱を1個ずつ置いたとしている。

(2023年09月19日 15時52分 更新)

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