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ガーシー被告が謝罪、脅迫認める 弁護側は常習否認

 ガーシー被告
 ガーシー被告
 俳優らを動画投稿サイトで脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)や強要、証人威迫など五つの罪に問われた元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告は19日、東京地裁の初公判で起訴内容について「間違いありません」と述べた。6月の逮捕後、公の場での発言は初めて。弁護側は脅迫行為に関し「常習性は認められない」として一部否認の姿勢を示した。

 被告は「私の行為で多大な精神的苦痛や経済的損害を与え申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 検察側は冒頭陳述で被告が詐欺トラブルに関わったとの記事が週刊誌に出て、知人らが手のひらを返すような態度を取ったことに報復を思い立ったと指摘。暴露話を配信し利益を得ることを考えたとした。

 起訴状によると昨年2~9月、ユーチューブで俳優綾野剛さんら4人を脅迫したとしている。今年2月には綾野さんら2人の告訴状を取り下げさせようと考え、インスタグラムなどで脅したとされる。

 検察側は「東谷という人物そのものが恐怖だった」「精神崩壊寸前で身を引き裂かれる思いだった」との綾野さんの供述内容を朗読した。

(2023年09月19日 16時57分 更新)

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