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山陽アマ名人戦 井口さん挑戦権 初獲得、羽仁さんと来春3番勝負

決勝の勝負どころを振り返る井口さん(左)
決勝の勝負どころを振り返る井口さん(左)
 アマチュア将棋の郷土最強を競う「第34期山陽アマ名人戦」(山陽新聞社主催)の挑戦者決定トーナメントが16日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で行われ、広島大付属福山高2年井口仁さん(17)=岡山市=が、初の挑戦権を獲得した。来春、タイトルを懸け、4連覇を目指す第33期山陽アマ名人の会社員羽仁豊さん(26)=倉敷市=との3番勝負に臨む。

 81人参加の予選会(9日)を突破した22人に、主催者推薦の2人を加えた計24人が出場。持ち時間20分、時間切れ後一手30秒の秒読みで対局した。

 決勝は井口さんと、今年の全日本アマ将棋名人戦県予選を制した会社員高山正樹さん(37)=倉敷市=の実力者同士が激突。両者秒読みの接戦となったが、積極的に踏み込んだ井口さんが僅差で勝利をつかんだ。

 井口さんは「受けきられそうな不安が常にあったが果敢に攻め、細い勝ちの線をつなぐことができた。羽仁さんの強さは知っているので、平常心を保ち、自分を高めて全力を尽くすだけ」と話した。

 挑戦者決定トーナメントの観戦記は本紙に掲載予定。

 他の上位入賞者は次の皆さん。(敬称略)

 3位 吉本晃(倉敷市)松尾俊介(瀬戸内市)▽5位 松浦永真(岡山市)岡和俊、小松原道広、中原俊郎(倉敷市)

(2023年09月16日 19時02分 更新)

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