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花や天体 和紙で表現した60点 津山で居森さん個展

和紙で花や天体をかたどった居森さんの作品
和紙で花や天体をかたどった居森さんの作品
和紙の魅力を伝える居森さんの作品
和紙の魅力を伝える居森さんの作品
 日本画家で、山陽新聞カルチャープラザ講師も務める居森幸子さん(74)=岡山県勝央町=の個展が、津山市川崎の文化施設「ポート アート&デザイン津山」で開かれている。和紙で花や天体をかたどったり、土を塗り重ねたりして魅力を引き出した作品が来場者の目を引いている。24日まで。

 約60点を出品。和紙で大きな花を表現した近作は、同市上横野地区の県郷土伝統的工芸品「横野和紙」の白さと金箔(きんぱく)保存に使われる薄桃色の箔合紙(はくあいし)の色味が柔らかい。作品の裏側には和紙製の小さな花や造花を密集させて配置した。太陽と月をモチーフにした大作や県内外の土から絵の具を作って和紙に塗り、焼き物に似せた作品も並んでいる。

 福祉施設職員の男性(25)=同市=は「細かく作り込まれ、紙の表現の幅広さやアイデアに驚いた」と話していた。

 無料。午前10時~午後6時(入館は同5時半まで)。19、20日は休館。問い合わせはポート津山(0868―20―1682)。

(2023年09月13日 16時41分 更新)

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