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甘くて滑らか 露地桃はなよめ出荷 倉敷・玉島 天候恵まれ実太り上々

出荷が始まった極わせ品種の桃「はなよめ」
出荷が始まった極わせ品種の桃「はなよめ」
 岡山県内で最も早く収穫される露地栽培の桃「はなよめ」(極わせ品種)の出荷が7日、県内有数の産地の倉敷市玉島地区で始まった。今年は春先の気温が高く開花が早まったため、例年より5日ほど早いスタート。8日には県内外の百貨店やスーパーにお目見えする。

 JA晴れの国岡山玉島北ピーチセンター(同市玉島道口)によると、同地区では216戸が約95ヘクタールで露地桃を栽培。うち約50戸がはなよめを手がけている。

 この日は午前7時ごろから収穫作業を開始。約170アールで栽培している農業岡本和正さん(40)=同市=らが、先端部がほのかに赤く色付いた実を一つ一つ丁寧にもぎ取り、かごに詰めていった。

 岡本さんは「天候に恵まれ実太りは上々。甘くて滑らかな食感が特徴の岡山の味を多くの人に楽しんでほしい」と話している。

 この日は浅口市でも初出荷があった。今月中旬からはわせ品種の「日川白鳳(はくほう)」が出始め、「白鳳」「清水白桃」は7月上旬から中旬にかけて出荷が始まる。

(2023年06月07日 12時05分 更新)

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