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東証、午前終値3万2045円 33年ぶり大台、バブル後最高値

 一時3万2000円台を付け、バブル経済崩壊後の最高値を更新した日経平均株価を示すモニター=5日午前、東京・東新橋
 一時3万2000円台を付け、バブル経済崩壊後の最高値を更新した日経平均株価を示すモニター=5日午前、東京・東新橋
 東京証券取引所
 東京証券取引所
 週明け5日午前の東京株式市場は前週末の米株高を好感した買い注文が膨らみ、日経平均株価(225種)が一時3万2000円台まで上昇した。取引時間中として1990年7月23日以来、約33年ぶり。バブル経済崩壊後の最高値も更新した。前週末終値からの上げ幅は一時500円を超えた。

 午前終値は前週末終値比521円61銭高の3万2045円83銭。東証株価指数(TOPIX)は29・18ポイント高の2211・88。

 米国で2日、連邦政府の債務上限問題で懸念された国債のデフォルト(債務不履行)が回避されたため、ダウ工業株30種平均が大幅に上昇。5日の東京市場もこの流れを引き継いだ。

 また外国為替市場で1ドル=140円台まで円安ドル高が進行し、業績が上向くとの見方から、自動車や機械など輸出関連銘柄の上昇が目立った。

 平均株価は取引開始直後から堅調に推移し、次第に上げ幅を広げた。輸出関連以外の銘柄も幅広く買われた。大手証券関係者は「米株高や円安など好材料が出そろい、投資家が強気になっている」との見方を示した。

(2023年06月05日 11時52分 更新)

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