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傾いた川辺橋 橋脚撤去へ工事着手 岡山県 6月中旬までの完了目指す

損傷した橋脚などの撤去工事が始まった川辺橋
損傷した橋脚などの撤去工事が始まった川辺橋
 岡山県は4日、橋脚が傾き通行止めになっている高梁川の川辺橋(総社市清音上中島―倉敷市真備町川辺)について、損傷した橋脚などの撤去工事に着手した。本格的な出水期となる6月中旬までの作業完了を目指す。

 損傷部分が倒壊した場合、川の流れを阻害して水位上昇につながる危険性があり、応急的な措置。工事では17本ある橋脚のうち真備町地区側から2本目と、周辺の橋桁を撤去する。

 初日は、損傷した橋脚が支えている二つの橋桁のうち、西側部分の解体作業を実施。橋桁の鉄骨を重機で切断し、石や砂利で埋め立てた足場に落下させた。今後、東側部分も撤去し、最後に橋脚を取り壊す。工事は1日に開始予定だったが、大雨のため延期していた。

 橋脚の傾きは5月8日に判明。前日の大雨が影響した可能性があるという。県は川辺橋の代替として、北側にある自動車用の新川辺橋に自転車・歩行者用の通行帯を設けている。

(2023年06月04日 19時11分 更新)

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